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ゆうとく薬局
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せき・たん・ぜんそくについてのお話
 ひと口に「せき」と言っても、その原因や症状は様々です。そして、すぐに止めたい「せき」もあれば、むやみに止めないほうがよい「せき」もあります。
 ただし、1回のせきで消費されるカロリーは2Kcalにもなるといわれており、たとえば1分間に1回のせきでも、1時間で120Kcalものエネルギーを消費すると言うことで、せきが止まらないと、かなりの体力を消耗することになります。
 ここでは、それぞれのせきや痰などの症状、その対応法うなどについて紹介したいと思います。

「すぐに止めたいせき」と「むやみに押さえ込まないほうがよいせき」
すぐに止めたいせき・・・乾性のせき〜たんのない乾いたせき(コンコンタイプ)
 痰がからまないような乾性のせきは、中枢性鎮咳薬(脳の神経系を遮断することによってせきを止めます)によってせきを止めていきます。
 中枢性鎮咳薬(リン酸ジヒドロコデイン・臭化水素酸デキストロメトルファンなど・・・)

※ワンポイント
 たとえば、ある種の血圧の薬の副作用で、乾性のせきが出る場合があります。あなたが血圧の薬を服用していて、乾性のコンコンするせきがずっと続いているようでしたら、一度、医師や薬剤師に相談することも大切です。血圧の薬を変更することによって、せきが止まる場合もあります。

むやみに止めないほうがよいせき・・湿性のせき〜たんがからんだ湿ったせき(ゼロゼロタイプ)
 せき・たんは生体防御のひとつでもあります。たんを伴う症状の初期には、むやみに止めることより、末梢性の鎮咳剤で気管支を広げて咳をしやすくすることで気管支内の異物をたんとして体の外に出すことが大切です。これらの薬剤を用いて、痰を出しやすくすることで咳が鎮まっていきます。
 末梢性鎮咳剤(塩酸メチルエフェドリン・ジプロフィリン・マオウエキス)
・・・では、「たん」は、どうして出るのでしょう。
 「たん」は、生体にとっていらないもの・・例えばウイルスや細菌、異物を体の外に追い出そうとする生体防御のひとつです。「たん」の主成分は、気道からの分泌物で、人間の身体は、「たん」で異物をからめとって線毛という刷毛で運び出します。
 「たん」のからんだせきを無理やり止めてしまうと、異物が体内にとどまってしまい、身体にとって良くないこともあるわけです。ただし、あまりにも痰の症状が強かったり、からみ方が強いと、せき症状が激しくなったり、息苦しくなったりと言うこともあります。ですから、今出ているせきや痰が、自分の身体を守るために必要な程度か、必要以上に過剰反応して、辛い状態となっているかがポイントになります。
◎健康なときの痰・・・無色透明
◎タバコを吸う人の痰・・灰色っぽい痰や半透明の痰
◎細菌やウイルスに感染した状態の痰・・黄色や黄緑色の痰
 黄色い痰を伴っているようでしたら、まだ感染症がよくなっていない可能性がありますので、医師へ相談なさってください。 
では、「せき」を主な症状とする様々な病気について紹介します。
1.気管支炎(急性・慢性)
2.気管支喘息

3.咳ぜんそく
4.肺炎
5.COPD(慢性閉塞性肺疾患)
気管支炎(急性・慢性)
急性気管支炎・・・
 風邪やインフルエンザの延長で起きることがあります。また、刺激性のガスや埃、煙を吸っても起きることがあります。
 せきは、急性気管支炎の主な症状で、痰は、はじめは水のようにさらさらしていますが、次第に膿のようになってきます。
治療方法
 十分に水分を取り、部屋を温かくして、湿度を保って安静にしてください。
 感染症が原因の場合は抗菌薬の投薬も必要となります。また、痰を伴うせきの初期症状においては、無理やりせきを止めるのは考え物です。

慢性気管支炎・・・
 痰を伴ったせきが3ヶ月以上継続した状態です。
治療方法
 一番の原因は、タバコによるものではないでしょうか。
 まずはタバコを吸っている人は、止めることを考えましょう。また、なるだけ人ごみは避け、外出したらうがいをしましょう。
 慢性の気管支炎の場合は、気管支拡張剤と虚痰剤を使って痰を出しやすくすることが必要です。
喘息
 様々な刺激に対して気管・気管支の反応が過敏になり、呼吸をするための気道が広範囲に収縮して狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。
 気道が細くなっているために、呼吸をするたびにヒューヒュー、ゼイゼイ、また笛を吹いたときのようにピーピーと音が出るようになります。
タイプとしては、アトピー型(アレルゲンに対する過剰なアレルギー反応が原因とされるもの)や感染型(気道感染や化学物質などで気道が過敏になっているもの)又、それらの混合型などがあります。又、特殊なタイプとして、アスピリン喘息、運動誘発性喘息、心因性喘息などもあります。

治療方法
 まず、原因物質(アレルゲン)が特定されている場合は、できるだけ原因となっているものを避けることも必要となります。また、過労やストレス、暴飲暴食も避け、タバコを吸っている人は止めましょう。
 風邪などの体調不良も、喘息の発作のきっかけになることも多いので、体調管理には特に気をつけましょう。
 薬剤としては、ステロイド剤、β2刺激剤、抗コリン薬、虚痰剤、抗アレルギー剤、キサンチン系の気管支拡張剤又漢方薬などがあります。
せき喘息
 通常の気管支喘息のような喘鳴や呼吸困難発作(ヒューヒュー、ゼイゼイ、ピーピー)といったものがなく、慢性乾性咳嗽(痰を伴わない空咳)が唯一の症状で、中枢性鎮咳薬はあまり効果がなく、気管支拡張剤を治療薬として用いることが多いようです。
 せき喘息は、気管支喘息の亜型や前段階と考えられ、約30%が喘息に移行すると言われています。主な症状としては、原則的に痰を伴わず、就寝時や深夜から早朝にかけて現れることが多く、冷気、暖気、喫煙や受動喫煙、会話、運動、飲酒、精神的な緊張により誘発されるといわれています。
治療方法
 気管支拡張剤や吸入によるステロイドが用いられます。

(アトピー性咳嗽)
 気道の過敏性がなく、気管支拡張剤が効きにくいタイプのしつこく続く乾いた咳はアトピー性咳嗽の場合があります。アトピー性咳嗽は、アトピー素因を有し、症状としてはせき喘息と同じようですが喘息には移行しないとされています。治療薬としては、中枢性鎮咳薬や気管支拡張剤が効きにくく、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、ステロイドが有効となります。
肺炎
 肺炎とは、病原微生物(細菌・ウイルス・マイコプラズマなど)によって気道や肺胞腔内が炎症を起こしたものです。
 肺炎は、「かぜ症候群」がきっかけになることが多く、次のような症状が見られます。
発熱・・しばしば強い寒気と急激な発熱が見られ、持続します。
たん・・一般的に膿性で、時に血痰も見られます。
せき・・痰を伴う頑固なせきがはじめから見られます。(マイコプラズマ肺炎では、激しい乾性のせきが出る場合もあります)
 そして、呼吸困難が見られます。
治療方法
 安静にして、保温・保湿が必要となり、薬物としては、原因となる微生物に対する抗菌薬が必要となりますので、専門の医師に早めに受診することが必要です。
COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)
 COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことです。
 慢性閉塞性肺疾患には、慢性気管支炎といわれるものと、肺気腫があり、この片方もしくは、両方を併発した場合のことを慢性閉塞性肺疾患または、COPDと呼ばれ、空気の通り道である気管支等で空気の流れが慢性的に悪くなり、呼吸困難がおきてきます。
 主な症状は、うまく息が吐き切れなかったり、スムーズな呼吸がしにくいという状態や、咳が出たり痰がからんだりします。又、ちょっとした運動ですぐに息切れをおこしたりもします。
 症状が進み悪化していくと、常時酸素吸入が必要になる場合もありますので、はやめ早めの対処が必要です。

ポイント
 COPDはヘビースモーカーに多く、患者さんの約90%は喫煙者と言われていますので、もしまだ喫煙されているようでしたらすぐに止めましょう!又、タバコ以外にも、大気汚染や職業的な埃や粉塵、化学物質などが原因の場合もあるようです。
 鉱山や建築現場、解体現場、化学工場、牧場、ペットショップや埃っぽい職場などで働いた経験がある方や、ヘビースモーカーの家族と一緒に暮らしている方の受動喫煙も問題になることがありますので注意してください。

治療方法
 気管支拡張剤により気道を開き、呼吸をスムーズにすることが行われます。また、去痰剤も用いられます。
  主に抗コリン薬、β2刺激薬、キサンチン誘導体などが使用されます。医療用としては、吸入薬などもよく使われているようですので、かかりつけの医療機関へご相談下さい。
 因みに、薬局などで販売されている医薬品に含まれるものとしては
◎抗コリン薬・・生薬のベラドンナ根また、抗ヒスタミン剤のマレイン酸クロルフェニラミンなどには抗コリン作用があります。
◎β2刺激薬・・エフェドリン、メチルエフェドリンや生薬のマオウなど
◎キサンチン誘導体・・テオフィリン、ジプロフィリン、カフェインなど


※COPDに関しては、残念ながら根本治療とは行かないのが現実です。せきや痰、息切れなどの症状を抑えつつ、進行を遅らせていくことを目的としています。COPDの治療は、歯を健康に保つためのハミガキのように、治療さえきっちりとして、タバコなどを避け症状を抑えていくことで、健康に通常通り生活できるわけですから、前向きにうまく付き合っていきましょう。
COPDチェックリスト(あくまでも目安です。気になる項目が多い場合は、是非かかりつけの医療機関でご相談下さい。)
1.40歳以上ですか?
2.10年以上喫煙していますか?
3.風邪もひいていないのに、せきや痰が出ますか?
4.息をするとゼイゼイ、ヒューヒューと音がしますか?
5.階段を上がるときに息切れしませんか?
6.普段の生活で動悸を感じることがありますか?
7.夜中、呼吸が苦しくて目が覚めることがありますか?
8.子供の頃、喘息といわれたことはありますか?
9.家族の中に、喘息や息切れする人はいますか?
10.家庭や職場の空気環境は問題ありませんか(喫煙者がいる。交通量が多い。埃が多い。)

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